*ミユさんヨ★ |
幸せ小原 「ちょっとー!剣心どこまで行くのー?」 「秘密。」 「えー??」 幸せ小原 話は1時間前に遡る。 ピンポーン インターホンがなったので薫はパタパタと玄関へかけていく。 「はーい!どちら様・・?って剣心!どうしたの?仕事は??」 「今日は日曜だからなし。」 「あっそっかー!」 ちなみに薫は明幕高校に通う元気な高2。 歳は17歳である。 こちらの赤毛の男は緋村剣心。 薫の担任の先生で、体育担当である。 この二人は付き合っている。 だが二人が付き合っていることは多数の人しか知らない。 もちろん、学校には内緒だ。 知っているのは薫の友達数人。 「で剣心どうしたの??」 「ちょっと来て。」 そう言って剣心は薫の腕をぐいっとひっぱる。 「えー?どうしたのー??急に・・・。」 そして今に至るのだ。 「まだぁ〜?もう1時間は歩いたよぉ。」 「ついたよ」 薫はその言葉に顔をあげる。 顔を上げたその目線の先には綺麗な野原。 「う、わー!スゴーイ!キレー★」 「だろ?薫が喜ぶと思ってv」 「うん!すごい嬉しい♪でも、剣心よく知ってたね。こんなとこ」 「ん?ああ。」 「本当綺麗だなーv」 薫はおおはしゃぎである。 「この野原は幸せ小原と呼ばれてるんだ」 「へぇー♪」 この話は生徒からきいたものである。 +++ 「幸せ小原?」 「はい。そこにカップル二人で行って四葉のクローバーを見つけると二人の 愛は永遠だって言われてるんですよ。もしくは、相手が自分に四葉を渡した 場合は相手が幸せをくれる人物って意味らしいんですよ。」 この話をしているのは剣心の生徒・瀬田宗次郎。 その日は日直なので日誌を剣心に渡しにきたのである。 「・・・よく知ってたな。お前。」 「きいた話ですよv今度しずくをさそって行ってみようかなぁって思ってる んです。緋村先生も薫さんをさそってみたらどうですか?」 「・・・」 「では用件はすんだので失礼します。」 +++ 「あっクローバーがいっぱい生えてるーv四葉探してみよっ♪」 そう言って薫は四葉を探し始める。 剣心は薫を愛しい目で見ていた。 「あっ!そうだ剣心!何か飲み物買ってきて♪お願い★」 「・・・いいぞ。何がいい?」 「んーっとね・・・じゃああたしりんご!100%でねv」 「分かった。」 剣心はスッと立ち上がり自動販売機を探しに行く。 (よーしっ!剣心が戻ってくる前に四葉探さないと!) 薫は四葉探しを開始した。 +++1時間後+++ (くそーっなんで自動販売機があんな遠くにあるんだ!!) 剣心は起こりながら歩いていた。 手には缶ジュースが二つ。 剣心は一時間ぐらい自動販売機を探していたのである。 そしてやっと見つけて今帰ってきたのである。 剣心が元の場所へ戻ると薫の姿はなかった。 「薫?」 剣心は驚いた顔でその名を呼ぶ。 「薫ー!?薫ー!!」 いくら呼んでも返事はこない。 (まさか誘拐・・っ!?) 不安がよぎった。 すると後ろから声がきこえた。 「剣ー心っ♪」 剣心が後ろを振り返るとニッコリとかわいらしく笑う薫がたっていた。 「薫」 剣心はほっとしてその名を呼んだ。 「はいっ!これあげる★」 薫は後ろに隠していた。手をさっと前にだした。 「四葉・・」 「剣心のために一生懸命探したんだ♪」 「俺のために?」 「うんvだって・・剣心時々寂しそうな顔するから・・だから元気出してっ て意味で!」 ―相手が自分に四葉を渡した場合は相手が幸せをくれる人物って意味らしい んですよ― 宗次郎の言葉が頭によぎった。 「薫・・ありがとう!」 剣心は最高の笑顔で笑った。 「どういたしまして!」 薫も最高の笑顔で笑った。 「そろそろ街に戻るか。腹減ったな。何か食べたいものある?」 「そーだなースープスパゲティが食べたいな!」 「分かった」 二人は手をつないで歩き出した。 (幸せをくれる人物か・・確かに薫は俺の幸せだな―・・。) 薫から送られたあの四葉は今、大事に手帳の中にしまってあるそうな
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にゃ!!ケンカオ現代版なお話でした♪ やっぱり薫殿と剣心が現代にいたら生徒と先生なあやしい(?)関係ですよねっ。 そして緋村先生体育なのね。 美咲もうけてみたーい!(やめれ) それにしても自動販売機遠すぎですね(笑) でもそれで薫ちゃんが幸せの四葉を剣心に渡せたわけですから… めでたしめでたしですね。 皆様も、四葉のクローバーを探してみましょぅ!(^^) ステキなお話有難うございました。 ミユさんは小説投稿フォームを利用して投稿してくださいました。 どんどん活用してくださいね〜v⇒小説投稿フォーム |