*まるこさまThank you★ |
夏風邪の贈り物 「はっくしょんっ!!」 神谷道場から 威勢のいいくしゃみが聞こえてきた。この家の主、神谷薫である。 「おいおい、お前風邪ひいたんじゃねえのか? でっけえくしゃみしやがって。」 「だっ大丈夫よっ! それより弥彦、素振りあと100回!」 弥彦のいうとおり、風邪をひいたようだ。しかし今日はどうしてもはずせない用が ある。 『今日は・・隣町の夏まつりなんだもん・・。剣心と行きたいよ・・』 「ふあっくしょんっ!!」 「大丈夫でござるか?薫殿・・」 剣心も心配のようだ。 「今日のまつりには行かないほうがよかろう。家で休むでござるよ。」 「いやっ! 絶対行く!!」 強情の薫は必死に抵抗している。 「行・・」 言い終わる直前に 意識が遠のいた。 「薫殿!!」 ・・ゴーン ゴーン・・ 八時の鐘が聞こえる。針の音もうるさい。 『・・剣心たち・・行っちゃったよね・・。はあ・・。』 そうとう熱が高かったらしく、倒れてしまった後は覚えていない。 ピチャ・・ 耳元で水の音が聞こえる。 そっと目をあけると・・ 「け・・剣心っ!!」 「気が付いたでござるか。良かった・・。」 「えっ、てことは夏まつり 行かなかったの? 弥彦・・は行ったみたいね」 「心配で行けるわけがないでござろう?」 笑顔でこんなことをいわれると ものすごく照れる。 「あ・・ありがと・・(///)でも もういいから・・」 恥ずかしさのあまり、そっぽをむいてしまった。今、顔が赤いのは 風邪半分、 照れ半分 といったところだ。 「では、薫殿 ちょっとこっちを向いてほしいでござる。」 「何・・・」 薫が剣心のほうを向いた瞬間ー 二人の唇が重なった。 「!!」 「では おやすみ♪」 そういって剣心は部屋を立ち去った。 薫は・・というと、顔がますます赤くなり いつまでも鼓動が鳴り止まなかった。 |
まるこ様からご投稿頂きました〜v有難うございました。 恋愛では一枚上手の剣心、そしてウブな薫ちゃん、可愛いですね〜v 剣心は優しいですねぇ、看病されたい!そして。気を利かせて夏祭りに行った(というか燕ちゃんと回りたかっただけか)弥彦ナイスですね!実は優しいからおみやげとか買ってきてたりするんですネ(笑) 来年こそは、夏祭りに薫殿を連れてってね、剣心v ステキなお話有難うございました。 まるこ様は小説投稿フォームを利用して投稿してくださいました。 どんどん活用してくださいね〜v⇒小説投稿フォーム |