贈る言葉あなたに。

Word　to　say

秘密の合図　部屋の窓を二回叩く音がする

夜の澄んだ空気といっしょに　あなたは入ってきて

わたしを抱きしめる

「お前の体温低すぎ。」

「左之が高すぎるんじゃないの。」

小さなベッドに入ってもわたしの身体が温まるまで

ずっと抱きしめたまま

何度目かわからない口づけ

ランプの灯りがふたりを照らしている

「・・・左之。」

わたしがあなたの名前を口にすると

あなたはいつも　何、と聞いてわたしを強く抱きしめる

「・・・何でもない。」

いつもこう答えてしまう

本当は伝えたいことがあるけど

どうすれば伝わるのかわからなくて

「お前、ムカつく。」

そう言ってあなたはわたしの髪に指を通す

あなたと目が合って　下を向いたわたしの顔を

子供のようにのぞき込む

わたしが笑うと　あなたも笑って

また　わたしを包み込む

「左之・・・。」

わたしはまた　あなたを呼んでしまう

何度も同じことを聞かされているのに

あなたは何、と

わたしの頬に触れて言ってくれる

「・・・何でもない。」

本当は

いつも真っ直ぐに想いを伝えてくれることも

わたしの泣きたい時　ずっと側にいてくれることも

いろんなことが　とても嬉しいのに

あなたみたいに　ちゃんと伝えられない

「・・・左之助。」

「何でもない、禁止。」

言葉に詰まるわたしの顔をじっと見て

嘘のない目がすごく近づいてきて

「・・・・好き。」

すごく優しい　あなたの口づけ

「毎回言えよな。」

「絶対言わない。」

素直に気持ちを伝えるのも

心から求め合うのも

わたしには　すごく難しいこと

だからすぐ　はぐらかしてしまうけど

あなたは　わたしの大好きな人

mikuさまから頂きましたｖ

しっとりラブラブさのめぐでしたｖ

mikuさんからメッセージ頂いてます♪

美咲さんへ♪

４周年のお祝いとして送らせていただきます。遅ればせながら本当におめでと

うございます（＾＾）街がクリスマスチックになってきたので、少し早い冬の

お話です。mikuにとっての美咲さんへのword to sayは、もちろん

Congulatulations！！それでは、また遊びにきます。ていうかしょっちゅう来

てます。　愛を込めて、mikuより。

有難うございます〜ｖ

mikuさんの小説の大ファンの美咲にとって

とても嬉しいですｖ

毎回は素直になれない不器用な二人が

すごくツボです！

まさに美咲のさのめぐ観ですｖ

素敵な小説有難うございました。

風花庵四周年お祝いとして【20041121】

ＢＡＣＫ