*…ドンタコスさんより…*

女狐の策略!

 

 
 
 

 

  「お〜〜〜ホホホホホホホ〜〜〜〜〜!!!」

 

 

  朝も早い午前6時、小国診療所の屋根にとまってるスズメ達がその奇声を聞

  いて一気に飛び立った。

 

  「遂にできたわ!アヘンの開発なんか鼻クソのように思えるほどのこの薬

  が!!フフフフフフフ・・・・(←恐い;;)」

 

  恵さん・・・目にクマが出来てますけど・・・;;;

 

  「でもこの薬・・・開発したはいいけど、効果がまったくわからないわね。

  誰か実験台になってもらうしかないわ。そうと決まれば早速!!!!」

 

  恵の足取りはめちゃめちゃ軽かった。

  向かうは神谷道場、目指すは奴のもとへ!!!

 

  「ホホホホ〜〜!!これで金もガッポガッポよおおお〜〜〜!!!」

 

  やっぱり金には目がない女狐さんでした。

 

 

 

 

 

 

  「薫殿ーー!!洗濯終わったでござるよーー!!」

  さて、あいかわらずウザいくらいの長ったらしい緋い髪をした男女が、似合

  い過ぎてるタスキをしながら絶対男は嫌がるだろう洗濯をとっても楽しそう

  にしている無様な姿をしていました。(ひっでー解説)

 

  「ありがと剣心♪ちょっと休憩しない??」

 

  「・・へん・・どうせ無様ですよ〜・・・」(小声)

 

  「??何か言った??」

 

  「いや?ちょっとした独り言でござるよ。」

 

  「あら。もうボケた?まあどうでもいいわ。剣心、はいお茶♪」

 

  「(どうでもいいのか・・)ありがとう薫殿。」

 

 

          パタパタ・・・・・・・・

 

 

  「おはようございまーす!剣さん、薫ちゃんいます〜〜???」

 

  さあ、恵さん登場です。

 

  「おろ?おはようでござる、恵殿。」

  「おはよう、恵さん。どうしたの?こんな朝早くに・・・」

 

  「いえね?ちょっと剣さんに用事が・・・」(笑顔が恐いです)

 

  「おろ?拙者に?」

 

  「はい、実は新しくできた薬のことで医学的立場からご相談が・・・」

 

  「そうでござったか。拙者でよければぜひ協力するでござる!!」

 

  嘘ばっかし・・・

 

 

  「そうだったの〜・・・難しそうな話だから私は失礼するわね?もうすぐ稽

  古の時間だし!!」

 

  「そうでござるな。行ってらっしゃい♪薫殿♪♪♪」

 

  「(あいかわらず鼻の下が伸びきってるわ剣さんたら・・)じゃあ薫ちゃん

  またあとで〜」

 

  「はぁ〜い★」

 

 

 

  トタトタトタトタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

  「で?恵殿、その薬のことなんだが・・・一体何の薬でござる??」

 

  「剣さん・・これはね・・・・・・・・・惚れ薬なんです・・・・・」

 

  「ほお、そうでござったか・・・・・・・・・・・・・

 

            ・・・・・・・・・

 

          でぇえぇぇ!!!!!!!!!!!!??????」

 

  おい、おっさん・・びっくりしすぎだから。展開からしてわかるだろ・・?

 

 

 

 

  「・・で?拙者にこれを飲めと??・・;」

 

  「いえ?違いますわ。(あっさり)」

 

  「(なあんだ。おじちゃん安心したよ。)じゃあこれをどうしろと?」

 

  「薫ちゃんに飲ませてください。」

 

  餌食になるのはどうやら薫ちゃんのようです。

 

  「か、薫殿に!!??ダ、ダメでござるよ!!!;;;」

 

  「なぜですか?もし薬が効いたらあ〜んなことやこ〜んなことができちゃう

  んですよ〜〜〜・・・???(ニヤニヤ)」

  「ぜひ飲ませます!!!!!」

 

  はやっっっっ!!!!!!!!!!!!!!さすが飛天御剣流・・・

 

 

 

 

 

 

 

  「薫殿〜〜、疲れたでござろう??お茶でござるよvv(どきどき)」

 

  「ありがと剣心♪」

 

           

            ズズ〜〜〜・・・・・・・・・・・

 

  「(ドキドキ)・・おいしいでござるか?・・・」

 

  「うん!!(・・・?何?何か変?)」

 

  もしや薫ちゃん!薬の効果が!?

 

  「剣心?・・わたしなんだか・・・」

 

 

 

 

 

 

  バアァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!

 

 

 

 

 

 

  「よう!!剣心、嬢ちゃん元気か!!??」

 

  「あ」

 

  剣心+薫ちゃん突然の訪問者に目が行っちゃった・・

 

  「ん??なんでぇ二人とも??魂抜けたような顔しやがって・・」

 

  「左之助・・・」

 

  「なんでぇ嬢ちゃん?」

 

 

 

 

  ま、まさか・・・そんな・・・・;;;(剣たんの心の声)

 

 

 

 

  「・・・好き・・・」

 

  「・・・えぇぇぇぇぇ!!??」

 

  「大好きなの!!私あなたしか愛してないの!!お願い!!今すぐ攫って行

  ってーー!!」

 

  ガバァァァ!!!

 

  「うおお!!?イキナリなんだぁ!!?」

 

  「きさまぁぁ!!!!!薫殿からはなれろーーー!!!!!!!さもなくば

  殺すぞーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」

 

  完全に切れてます。

 

  「ぎぇぇぇ!!!剣心やめろ!!!嬢ちゃん離れろって!!!」

 

  「嫌よ〜〜!!左之助愛してるわぁぁ〜〜!!」

 

  「・・・・飛天御剣流・・・」

 

  「やめろぉぉーー!!」

 

  「九頭龍閃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

  「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ〜・・・」・・・・・・キラ〜ン・・・

 

 

 

 

 

  「ふう・・薫殿、これで心おきなく拙者と愛をはぐくも・・・ひぃ!!」

 

  「なんてこと・・・私の左之助を・・・・(ゴゴゴゴ・・・・・・)

            鉄拳制裁!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

  「ぐはあああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

 

 

 

 

             キラ〜ン・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  =恵さんの報告書=(の一部)

  惚れ薬・・・非常に効果あり。ただし慰謝料を莫大に請求されるため、市場

        に出荷は不可。+治療費もただにされます。

 

  

                               END

ドンタコスさんより頂きました^^

恵さん、怖いですよ(笑)報告書、冷静すぎ!(爆笑。)

ホレ薬、本当に作れてしまいそうですよね、恵さん。

そしたら左之助に使ってください!(熱弁)あ、左之助は使わなくても恵さんのコト好きだもんネ!

使わなくてもいっか!そうだそうだ!(自己完結)

 

このあと薫ちゃんはどうなっちゃうのかしら。

そして左之助、剣心の運命はいかに?(笑)

 

今回もおもしろおかしいパラレル小説、有難うございましたv

<2004 10 29 掲載>

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