花鳥風華さんより

少女と悪と

 

ここは明治の東京。
  この東京を支配しようとたくらむ男たちがいた。
  
  「この東京は拙者達が支配するでござるよ!!」
  「遅れをとるなよ!!」
  「誰に言ってんだよ、弥彦。」
  「静かにしろ・・・」
  
  男たちが行動を起こそうとしたとき、一陣の風が男たちの周りを舞った。
  
  「なんだ?」
  「この東京を支配しようなんて許せない!!」
  「私達がいる間はそんな事させないわ」
  「「「「私達美少女軍団が成敗するわ!!」」」」
  
  そこに現れたのは4人の少女たちだった。
  それを見た、男の一人が笑った。
  
  「そんなに死にたいのならばこの蒼紫が倒してやろう!!」
  「あなたの相手はこの操で十分よ!!」
  
  操は言葉を言うや否や蹴りを放った。
  蒼紫は蹴りをよけた。だが・・・
  
  「!!(今時クマさんパンツをはく子供がいるなんて・・・かわいすぎる)」
  
  蒼紫はどっと倒れた。
  男たちの目が驚きに開かれる。
  
  「次の相手はこの明神弥彦だあ!!」
  「あの・・・あなたの相手は私、燕がやります・・・」
  「お前なんかに何が・・・・」
  
  出来ると言いかけて弥彦は固まった。
  燕がウルウルとした眼で弥彦の方をじっと見ていたのだ。
  それを見た弥彦が鼻血を出しながら倒れた。
  さすがにそれを見た、男二人がため息をついた。
  
  「ここまではお遊びだぜ。次は俺相楽左之助だ。」
  「あなたの相手は私恵で十分よ!!」
  
  恵を見た左之助がけらけらと笑い出した。
  さすがにそれを見た恵がギョッとする。
  
  「おばさんのくせに美少女なんて名乗って恥ずかしくないのかあ?おばさんのくせ
  に!!年増!!アーっ八八八八!!!!」
  
  恵の顔が怒りに燃える。
  
  「フザケンな!!」
  
  恵のアッパーで左之助が空の彼方のお星様になった。
  
  「最後は拙者といいたいところだが・・・・」
  
  最後の男はにやりと笑って最後の少女に近づいた。
  
  「お嬢さん、名前は?」
  「か、薫だけど・・・」
  「かわいいな。今度お茶でもしない?」
  「え?」
  
  意外な結末に薫は目が点になった。
  
  「ア、拙者は剣心というでござる。電話番号はこれね!!それじゃ」
  
  東京支配をたくらんだ男たちは帰っていった。
  残るは美少女たちだけで。
  
  「何だったの?」
  
  彼女達のつぶやきが空にこだまするだけだった。

 

 

 

お馴染み、花鳥風華さんより

頂きました、少女と悪と、でした。

 

めっちゃおもろいですよね(笑)

そりゃあれだけのかわいい女の子達を

前にしたら、征服する気もうせますって。

 

個人的には燕嬢の攻撃に一番弱いと思います。

うるうる攻撃、弥彦でなくてもやられます。

 

20050203

BACK