陰謀【ドンタコス様より頂きました】 |
陰謀 拙者には悩みがある。こんなにモテ顔で(をい)優しさ溢れる拙者なのに、 なのに・・・なのに!!・・・最近薫殿が冷たいのでござる。クスン・・・ 拙者はこんなにも薫殿にメロリンラブなのに(死語)薫殿はわかってないの でござろうか?? この間も・・・ 「薫殿〜!おはようでござる。」 「おはよう剣心。もう少しで朝餉の支度できるからちょっと待ってて?」 「・・・薫殿・・・は・や・く♪」 「・・・・なに?・・・何で目つぶってるのよ?」 「薫殿、おはようのチュ〜でござるよ?」 ・・・・・スタスタ・・・・ 「・・・???・・・薫殿???・・・」(まだ目をつぶっている馬鹿) 「・・・・・・薫殿!!??」 と言うわけで完全にシカッティングを食らってしまったのでござる。とほ ほ・・ それからも薫殿は拙者が愛を示そうとしてもこっちに見向きもしやしね ぇ・・・拙者いい加減悲しさを通り越してムカついてきたでござる!! よし!!今日こそは薫殿に言うでござるよ〜!!たまにはビシっと男らしく 薫殿に迫る(え!?)でござる!!! つーわけで =薫の自室前= 「薫どの?いるでござるか?入るでござるよ?」 「いいわよ〜・・・」 ーガラっー 「何してるでござるか?」 「・・・縫い物・・・」 うっっ!!早速南極ペンギン作戦でござるか!!←要は冷たいということら しい。 でも拙者今日はがんばると決めたでござる!!これしきで挫けない!! 「薫殿??」 「・・・・・・」 無視かい!!?? 「薫殿・・?・・・・・薫殿!!!!」 「何よ?大きい声出して。」 「・・・真面目に聞け・・・」ギラリーン。 (うっ!!剣心が怖い!!;) やはり抜ちゃん睨みは効果抜群でござるな。不不不・・・(縁です) 「最近薫殿は拙者に対しての態度がちと酷いのではござらんか?いくら拙者 が人当たりの良い優しいナイスガイでも(は・・?)心があるゆえ、傷つく でござる・・・ もしや拙者のことをもう嫌いになったでござるか? それならば拙者は潔くここから・・・」 「待って!!違うの!!剣心のこと嫌いなわけじゃないの!!むしろ好きで 好きでたまらないの!!・・・うっ・・うぇ〜ん!!」 「あぁ!!薫どの!!泣かないで!!;;い、一体どうしたでござる?拙者 を嫌いになったのではないなら、なぜあのような態度を??・・・」 「け・・・剣心が喜ぶ・・ヒック・・と思って・・ヒック」 ?????? 拙者が喜ぶ??なぜ??? 「薫殿?・・なぜ拙者があのような冷たい態度をとられて喜ばなければなら ないのでござるか??」 「・・・だって・・ヒック・・・左之助が・・ヒック・・・あいつはいつも 殴られても笑ってて喜んでるから、マゾなんだって・・・ヒック・・・ だから私・・剣心が喜ぶと思って、いじめてあげようと思って・・」 さぁぁぁぁぁぁのぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!(怒怒怒) 「・・・薫殿・・・」 「・・ヒック・・何?」 「拙者薫殿の泣き顔は見たくない・・いつでも笑っていて欲しい・・・ 拙者薫殿の笑った顔が一番大好きでござる・・・」 「剣心・・・(ジ〜ン)」←感動中 「・・・あと、拙者は断じてマゾではござらんので・・・ ちょっと出かけてくる。すぐに戻ってくるから・・・」 ー左之の長屋ー 「け、剣心!!お、落ち着け!!話せばわかる!!!」 「貴様・・・よくもあんなに長いおあずけを・・・ただではすまさん・・・ 天誅だ・・・天翔龍閃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」 その日ゴロツキ長屋には屋根の上に高く舞い上がったあと危篤状態になった 左之助の姿があった・・・ 終劇 (ボーン END |
(*δ。δ)!!剣心と薫、そして左之助のギャグでした〜。左之助、薫ちゃんの純粋さをもてあそんだ罰ですねぇ(笑)危篤って!!!剣心やりすぎやん!飛天御剣流奥義出すほど…!でも、それだけつらかったんでしょうね。そうだよなぁ、剣心。うんうん。剣心を怒らせてはいけないですね(笑)風花庵には珍しいギャグのお話でした。ドンタコスさん、おもしろおかしい素敵小説、有難うございました。 2004・8・18 皆さんもぜひ投稿してくださいねv⇒小説投稿フォーム(今月のお題もちぇっくでござる!) |