<花鳥風華さんより>

おかえり

 

もう逢えないと思っていた。
  外国に行ってしまったから。
  あいつは外国でもやっていける器だったのだの無理やり納得していたのに。
  それなのにこいつは私のところに帰ってきて、私の前で笑ってる。
  
  「ただいま」
  
  と言いながら。
  その言葉を聞いたとたんにあふれる涙。
  そんなにこいつのことが好きだったかと自分自身驚いた。
  戸惑ったように私を抱きしめた腕。
  抱きしめられたとたんに涙が止まる。
  このぬくもりを感じるともうこいつがいなくて悲しくなることがなくなるのだとほ
  っとした。
  抱きしめていた腕から体を離して。
  今までにないような最高の笑顔で私は言った。
  
  
  「お帰りなさい、左之助!!」
 

 

                                 END

花鳥風華さんから頂きました、さのめぐ小説でした。

外国へ行ってしまった左之助。

でもでも、必ず恵さんのもとに

帰ってきてくれるはずですよね!(><)

 

そんなにこいつのことを好きだった…

のくだりが恵殿っぽいですv

有難うございました。

 

2005.2.26

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